慶應小論文(法・文)【攻略ルート基礎編】

今回からは相談の多い慶応小論文について【攻略ルート】を説明していきます。独学では難しいと言われることが多い小論文ですが、独学でも攻略できますから、ぜひこの記事を参考にしてください。

 

【第一段階:基礎編】

「日本語作文編」

まず小論文は「日本語で文法的に正しい文章を書く」ということが基本です。ただし、注意点があります。「確かに文法的には正しいのだけれど、読みにくい。係り受けがわかりにくい」という文もあります。ですから、「なるべくわかりやすく書く」ということを意識してください。難しい内容の文を書くときは構文も難しくなってしまいますが、それでもわかりやすい文を書くことを心がけましょう。その「分かりやすい文を書く能力」を身につけるためにふさわしい本は朝日新聞出版「中学生からの作文技術」です。

〜特徴〜

①同著者の類書に比べるととてもわかりやすく説明されています。

②「日本語文の構造」や「係り受け」や「修飾語の順番」など、実際の文章を書くのに役に立つ知識が載っています。

〜利用法〜

①まずはさらっとで良いので通読します。この際には問題は解かなくても結構です。(1週間)

②2周目で実際の文を書く練習をしてください。(2週間)

③3周目は「文の構造」「係り受け」に関するわかりやすい「語順」を覚えます。(1週間)

「論理的思考編」

小「論」文ですから、当然「論理的思考」が必要になってきます。特に法学部文学部受験者は数学を捨てている人が多いので、ここが差のつけどころです。実際には法学部や文学部では「論理的思考」が要求されるのですが、数学を捨てている受験生はこの部分が弱いので、大学での授業についていけるように「論理的思考」を見ているのでしょう。ぜひ、「論理的思考」を身につけて、入試だけでなく大学での学業においても差をつけてください。「論理的思考」を身につけるための本は三笠書房「ロンリのちから」です。

〜特徴〜

①野矢茂樹先生の本の中でも中高生を意識して書かれたものなので、とてもわかりやすいです。

②「思考力・判断力・表現力」を身につける上で基礎になる「論理力」が身につきます。

〜利用法〜

①苦手な人はまず分からなくてもいいので通読してください。(一週間)

②次は問題を考えながら通読しますが、間違えても構いません。(一週間)

③最後に問題を解きます。(二週間)

まず基礎編でおすすめする参考書はこの二冊です。一ヶ月でしっかりとこなしていきましょう。

 

「番外編」

「論理力」を身につけるのは鍛えていない人にとってはなかなか大変です。初めてのことをするとき、とてもエネルギーが必要になります。ですから、なるべく低年齢向けのものを推薦してきました。ただ、もう少し「大人」な勉強をしたい人もいるでしょうから、番外編として「大人」のトレーニングを上げておきます。

 

「日本語作文・論理的思考編」(大人バージョン)

実は学習能力の面から言えば大人よりも学生の方が優秀なので、「かなりわかりやすく」書いてあります。ですから、基礎編の参考書としても利用することができます。それが山川出版「大人のための国語ゼミ」です。

〜特徴〜

①「国語力」と「論理力」を同時に鍛えることができます。

②日本語文を書くことが得意な人の場合、「第一段階基礎編」はこの一冊だけでも大丈夫です。

〜利用法〜

①まずは通読します。問題は解けなくても良いです。

②2周目で問題だけ解いていきます。

慶応小論文の基礎として「日本語作文力(文法)」と「論理的思考力(論理)」の基礎をしっかりと身につけましょう。これで難解な慶応小論文に対する下地が出来上がります。一般の受験生とは一線を画すスーパー受験生になってください。

 

「三日坊主になりがちな方へ」

これらの参考書をどのように実行していったら良いか、またルートをきちんと実行できるかが不安な方は、ロジックノートの「学部別慶応小論文対策コース」をお勧めします。

「学部別慶応小論文対策コース−コンテンツ」

①「課題図書」が毎月送付されます。

②毎日「参考書ルート」学習管理をします。

③「課題図書」の添削、および慶応小論文過去問添削を毎月何題でも受け付けます。

④メールによる質問受け付けをします。