慶應小論文(総合政策・環境情報)【攻略ルート】

今回は、多くの受験生を悩ませているSFC(慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスの略)の【攻略ルート】を説明していきます。

過去問を見るとわかると思いますが、SFCの小論文は他学部と違い出題内容が独特で分量も膨大です。これをみて多くの教材や予備校では、「背景知識が必要」「時事問題をしっかり把握していなければ対応できないから毎日新聞を読もう!」「AO入試のように志望理由書を書こう!」「とにかく読書をたくさんしよう!」などと指導してしまいがちです。確かにそれらの対策は間違いではありません。ですが完全なオーバーワークです。SFCの英語や数学は難易度がかなり高く、膨大な学習時間が必要です。また他学部や他大学を併願する場合、上記のような対策をしていては時間が圧倒的に足りません。実際、合格者に受験勉強の内容を聞いてみると大多数の人が上記の対策をしていません。

SFC合格に必要なことは、「論理的思考力」および「科学的思考力」です。SFCの理念は「問題発見・問題解決」です。毎年小論文の問題ではこれを念頭において作られています。では「問題発見・問題解決」をするには何をしたらいいでしょうか。まず、今起きている現象を正確に理解し分析することです。そして問題を発見します。大学に入学すると、身近なところから社会まで様々な現象を理解し分析して問題を発見していきます。ですが、試験時間の120分という短い時間でそれはできません。そこであらかじめ問題があるとされていることを設問に取り上げています。ですからその設問を正しく理解し分析する必要があります。したがって、多くの年度で正確に理解する力を図る要約問題またはそれに準ずる設問が出題されます。そして、それについて分析をするといった設問が出題されます。要約問題には「論理的思考力」が必要です。また分析する問題には「科学的思考力」「論理的思考力」が必要です。

「科学的思考編」

では、「科学的思考力」とはなんでしょう。受験生には馴染みのない言葉のように思えます。そこで1冊目は、“NHK出版新書の「科学的思考」のレッスン学校では教えてくれないサイエンス”です。

 

この本で「科学的思考」とは何か。課題分析をするにはどんな手法があるのかを学習してください。「科学的思考力」が理解できたらあとは「論理的思考力」を強化していきます。

「論理的思考編」

まず“サイエンス・アイ新書の論理的思考最高の教科書”です。

 

 

「文と文の接続」に始まり「論証」「相関」「因果」などがサクサク学習でき、練習問題ですぐにアウトプットできます。2107年度入試ではこの「相関」「因果」が出題されました。ここまでで最低限必要な力はマスターできます。

さらに学習したいところがあれば“産業図書 論理トレーニング101題”をやってください。

 

さらなる「論理的思考力」の向上が計れます。ですが余裕がなければ他科目の学習を優先してください。

「過去問演習編」

最後に「過去問」です。志望学部が総合政策および環境情報学部のどちらか一方であっても、総合政策学部・環境情報学部両方の過去問を解いてください。総合政策学部と環境情報学部は名前が異なる学部ですが共通したカリキュラムと理念で4年間の大学生活が行われます。当然、入試問題も同じ力が要求されます。また各問題の冒頭にSFCについての記述があります。それを読んで大学生活をイメージするのもいいでしょう。

過去問演習が終わったら必ず添削をしてもらってください。「添削」は生徒にとっても、先生にとっても非常に悩ましい問題です。ですから、学校や塾の先生の負担を減らし、また自分の得点を最大化するためにも、学校や塾の先生に添削をお願いする際には以下の点について添削してほしいとあらかじめお願いしてください。

添削ポイント

①「誤字脱字」「文法語法構文ミス」「原稿用紙の使い方のミス」チェック

②「主張の一貫性(矛盾がないか)」チェック

③「論証の妥当性(容易に反論されないか)」チェック

この3点に絞って添削をお願いすると、学校や塾の先生も添削しやすくなります。また、添削をお願いするときには「問題」および「課題文の要約」を必ずつけましょう。

場合によっては「添削」が「背景知識の説明」になってしまうこともあるかと思いますが、そうではなく上記の三点のポイントの添削を受けるようにしてください。「知識」は先生の手を煩わさなくても自分で本を読めば良いことです。自分ではなかなか気がつかない「ミスのチェック」をお願いしてください。

「礼儀の重要性」

学校や塾の先生はほとんど「サービス残業」で添削をしてくれています。必ず礼を守って感謝を忘れずにお願いするようにしてください。すると、先生方もみなさんの力になってくれることでしょう。

「通信添削サービス」

頼れる先生がそばにいれば良いのですが、国語とは異なり小論文の場合どうしても研究や経験が十分でない先生もいます。頼れる先生がそばにいない場合は通信添削を利用するのが良いでしょう。弊社では「ロジックノート」コースで「学部別慶応小論文対策講座」があります。

〜特徴〜

①攻略に必要な「参考書」が送られてきて、学習進捗管理をします。

②単なる過去問演習では身につかない「思考力」「判断力」「表現力」が身につきます。

③もちろん「過去問」は何題でも添削します。

④添削をするのは柳生好之の指導を受けた現役SFC生です。

 

このルートは、最低限の勉強量にとどめていますがこれで合格できます。無差別に本を読み漁るといったことは決してせず、他教科の学習に当ててください。