慶應義塾大学 英語学習ルート(前編)

慶應の英語を攻略するには、まず現状の分析が必要です。ただし偏差値だけで自分の英語力を判断しないようにしてください。たまたま知っている語彙が頻出したり背景知識だけで長文問題を正解してしまった場合があるからです。そこで分析基準について最初に書きたいと思います。

【分析基準】

(1)語彙力

センター試験全問題で95%以上の語彙がわかるかどうか。

(2)文法・構文把握力

ア、センター試験第2問Aで最低8問必ず正解できるか。

イ、多少複雑な文でもS/V/O/C/Mを振ることができるか。検証するためにセンター試験第6問の長文を1文目から最終文まで全ての文にS/V/O/C/Mを振ってみてください。

(3)読解力

センター試験第3問B(文削除問題)C(要約問題)を必ず正解をできるか。

 

これら全てを満たしていたら、後編から学習してください。基準を満たしていないものがある人は前編を参照し、全ての基準を満たしたら後編に進んでください。

 

【攻略ルート基礎編】

「語彙力編」

(1)の条件を満たすためには、『センター試験に出る順英単語』をやってください。

“慶應受験対策でセンターかよ!”と思うかもしれませんが、慶應レベルの難単語を意識して語彙力の強化ばかりしていては他の分野の学習が終わりません。“やらなければならないこと”と“やった方がいいこと”は違います。これを1日約150単語。1週間で1周してください。これを4周してください。この本の特徴として1単語1単語に解説がついているということがあります。解説を読みながら学習することで暗記が楽になります。単語の学習は効率よく、さっさと終わらせてしまいましょう。

「文法・構文把握力編」

(2)アの条件を満たすためには、インプット学習用に『世界一わかりやすい英文法の特別講座』アウトプット学習用に『関正生の英文法ポラリス1巻』をやってください。

この『世界一わかりやすい英文法の特別講座』は英文法の暗記を激減させ効率よく英文法の全体像をつかむことができます。『関正生の英文法ポラリス1巻』はそれに準拠しているため効率よくアウトプットができます。

ここで分厚い文法書をやらないようにしてください。効率が悪いです。サクサク上の2冊を消化したら問題演習を重ねてください。問題演習にはセンター試験本試験の第2問を解ける分全て解いてください。解けない問題があったらその場で確実にしてください。センター過去問は『赤本』ではなく『黒本』の購入をお勧めします。

それは追試験がたくさん載っているからです。ただし追試はこの段階で解かないのがポイントです。追試は直前期のセンター過去問演習で使います。基礎固めに本試験を使い、直前期に追試験を使う理由は、直前期のセンター過去問演習で本試験を使うとセンターボケといって英語力低下の心配があるからです。

(2)は、スタディサプリ高3「トップレベル英文法」を受講と置き換えても大丈夫です。

 

(2)イは特に力を入れて取り組んでください。ここが完璧でないならば合格はありません。

まず、『肘井学の読解のための英文法が面白いほどわかる本』をやってください。

この本で英文の句と節について簡単な理解が得られます。1文1文の難易度が低く1週間で1周できます。また巻末の例文集を使って音読を数回し効率よくアウトプットをしてください。

次に『世界一わかりやすい英文読解の特別講座』と『富田の基礎から学ぶビジュアル英文読解 構文把握編』です。

『世界一わかりやすい英文読解の特別講座』は文型の正しい考え方をはじめ多くの基本事項を網羅することができます。この段階で句と節の理解が確固としたものになるでしょう。この本の英文も数回音読をし、アウトプットしてください。

『富田の基礎から学ぶビジュアル英文読解 構文把握編』は動詞の把握を徹底し構文解釈を繰り返す構成になっています。この本に取り組むと、自然に動詞に着目するようになります。動詞を把握することが成績アップへの近道になります。しかし、この本は難易度が少し高いので他の学習と並行して取り組んでください。

「読解力編」

(3)最後に読解力です。

まず、『西川彰一のトークで攻略慶大への英語塾』に取り組んでください。

この本は、(2)強化した文法や構文の復習から始まり、抽象と具体を意識した読解法を習得できます。抽象と具体を意識することができればぐっと長文読解が楽になります。また、この段階で慶應の過去問に触れておくのはいい経験になります。

最後に

『富田の英文読解100の技術上・下』

この本は、100の読解原則を、問題演習を通じて身につけることができます。また解説が非常に丁寧でしっかりとした理解ができるようになります。長文を読んだらしっかり音読をしてください。音読のやり方と注意点は記事の最後に書きます。

 

 

(1)(2)(3)は高3の夏休みまでに終わらせるのが理想です。遅くても9月末までに終わらせてください。