月別: 2018年5月

早慶対策について

①始めに:

日本の超難関私立である早稲田、慶応に合格するためにはある程度これらの学校について知っておくべきことがあります。ただ受かろう受かろうというのではなく、まずどのようにしたら良いのかを考えて自分なりの勝ち方を探す必要があります。

早稲田・慶応に合格し入学する主な方法としては次の3つの入試があります

1)センター利用入試(早稲田のみ)通称:セン利

2)一般入試 通称:一般

3)推薦・AO入試

この記事では 1)センター利用と 2)一般入試について述べます。その他の入学方法もありますがメジャーではなくあまり現実的ではないので触れません。

②センター利用入試について:

こちらは早稲田のみ採用している方式ですが、センター試験の結果のみで合否が決まるという入試です。学部にもよりますが、合格するためにはセンター試験を9割近く取る必要があります。この方式で早稲田に合格しようとする場合、センターの授業などをしっかりとって本格的な対策をする必要があります。ただ難易度の変化が激しく、時間勝負となるセンターで一発勝負というのは、筆者や周囲の人間の経験からして、かなりのプレッシャーがかかります。二次の対策がめんどくさいからセンター利用で受かってやろうなんて考えてはいけません。もしセンター利用で合格を目指すならば、センター対策の記事をしっかりと読み、対策をして万全の態勢で臨みましょう。

③一般入試について:

こちらが最もメジャーな入試方式となります。センターと二次試験の配点や必要科目は早稲田・慶応の学部によってまちまちですが、基本的な対策の方針は変わりません。以下でより詳しく一般入試対策について主に3点、述べていきます。

早稲田・慶応に合格するためにまず押さえておくべきことは、英語の重みです。

一部の学部を除いて(慶応・総合政策学部など)文学部、経済学部から理工学部、薬学部までほとんどの個別入試で必要となる英語は、配点が大きいです。その上に難易度はかなり高いために個別入試対策が欠かせません。早慶対策英語の授業や、参考書などをやりこむ必要があります。ただし良質のものからひどいものまで巷に溢れかえっていますので、参考書を選ぶ際は気をつけましょう。東進の対策は過去問に基づきプロの講師が行なっているのでオススメです。ただ英語が得意だったり、あまり時間がなかったりと各々状況が異なるので一度赤本などで過去問を解いて採点してみることをオススメします。

他の教科については学部ごとに異なるために一概には言えませんが、大学の特色が強く現れていることが入試の特徴と言えます。そのためできるだけ早期に対策を始めれば始めるほど早稲田・慶応に合格する可能性は上がっていきます。せめて12月には大学と学部を決めておきたいといったところです。

また早稲田、慶応は難易度が高いものの、教科が絞れるという点では自分の得意なところで勝負ができるため実力を存分に発揮しやすいという面があります。時間が足りない現役生にとってこれはかなりのアドバンテージですので、とりあえず早稲田・慶応に合格したいならば受けそうな各学部の個別入試を解いてみて手応えで受ける学部を決めることをお勧めします。学部を決めて勉強して、いざ過去問やってみたら全く歯が立たなかった、、、という場合も本当にあります。

以上を踏まえて簡単な入試までの流れをまとめてみたいと思います。

①英語の対策は早めからやっておく、学部が決まっていなくてもやっておくに越したことはない。

②ある程度、早慶を受けるという決心がついたなら、自分の得意教科を考慮しつつ2、3学部ほどに候補を絞る(決まっている人は必要ない)

③実際に過去問や模試を解いてみて、勝てそうな学部を見定める。

④その学部の対策授業や、過去問に本格的に取り組む。

早慶に合格する、ということが目標であれば③のプロセスをしっかりやることをお勧めします。晴れてみなさんが合格することを祈っています。

 

 

 

 

MARCH対策について

MARCHについて:

MARCHとは東京の有名私立大学群のことであり、比較的難易度が似通っている大学がこのように呼ばれています。

M: 明治大学

A: 青山学院大学

R: 立教大学

C: 中央大学

H: 法政大学

上記の五大学を指しており、早慶と比べ多少難易度は劣るものの難関私立大学であり対策が必要となってきます。この記事ではその対策について述べていきますが、なんせ大規模の大学であるので、各大学の各学部の対策について書いてしまったら1日では読みきれないほどの量になってしまいます。なのでここでは多少各大学の入試特色に触れつつ、MARCH合格のための全体的な対策の概要について見ていきましょう。

MARCH英語対策について:

MARCH英語の対策の基本はセンターレベルの問題を確実に解けるようにすることです。過去問をやればわかるように、標準レベルの問題が多く出るためそこで点を落とすことができません。若干の難問は出るもののそこで合否は分かれることは無いです。つまりは周りのみんながやっている以上のことにまで手を出して合格を掴み取るというよりは、みんなができることは全てできるようにしておいて合格を掴み損ねないようにするという表現の方が良いかもしれません。文法書においては”Nextstage”、長文においてはセンター過去問や学校指定の長文参考書を用いて、基本的な問題で落とすことがないように勉強しましょう。基本的な内容で間違えた時は、その解答に至ったプロセスと模範解答に書かれているプロセスをじっくりと見比べてなぜ間違えたのかを考えることで初めて次に同じミスをしなくなります。そのようなことをやる上でオススメするのはやっておきたい英語長文シリーズとセンター赤本です。英語で思いっきり稼ごうという人は難しい参考書に手を出しても良いですが、英語はある程度まで伸ばすのとそこから先を伸ばすのでは労力にかなりの差が出る教科です。他科目との合計で競い合う入試ですので、あまり深入りしすぎずに他の苦手科目を潰すということも考えて勉強し、MARCH合格を掴み取りましょう。

MARCH国語対策について:

学部によって異なりますが、基本的に現代文と古文を課す大学・学部が多いのでこれらについて見ていきましょう。基本的には上記の英語と同じで、いかに不必要なミスをせず、得点を落とさないかが対策の基本となってきます。ただ多くの受験業界の人が言っているようにやはり努力量に見合う結果がついて来にくい教科です。

国語なので、いつまでも伸びないからといって国語ばかりやるのは良くないということを念頭に置いておきましょう。現代文の練習としてオススメなのが、やはりセンターの過去問です。一年間かけて学問会のトップたちによって作られた問題は、そこらの参考書と一線を画す質で国語力そのものを問うものとなっています。ただ気をつけることは、ただやるだけでは国語力は一切伸びません。なぜその解答に至ったのかをしっかりと他人にも説明できるほどの根拠を持って一問一問解いた後に答え合わせをし、間違ったところがなぜ間違えたのか、どこでエラーが生じたのかを検討していくプロセスによって徐々に読解力が向上していくのです。決して、なんとなく読んで解いてれば伸びるだろうという考えはやめてください。

古文については、マドンナ古文やゴロゴを用いて基本語彙を習得したのち受験校の過去問に当たって問題を解いていきましょう。文章の理解さえできれば解ける問題が多いはずなので、わからない単語を覚え古典常識をつけていく練習として行います。文法事項に難がある人は教科書の必須事項を抑えられれば十分だと思います。

MARCH数学対策について:

MARCH数学は受験校により幅が若干大きいですが、基本的な問題+αという内容と考えて大丈夫です。超絶難問が出るわけではないので、黄チャートや学校の教科書傍用問題集でつまずくことなくちゃんと解けるようにして、青チャートや一対一対応の数学など応用的問題の問題集を解けるようにしておけばバッチリです。勉強のポイントとしては自分がやっている勉強がインプットなのかアウトプットなのかをしっかり意識することです。インプットとは基本的な定石を押さえて覚える、アウトプットとはそれらの常識の組み合わせを勉強するということです。インプットの問題に対してわからないからといって何十分もかけたり、アウトプットの問題をいちいち覚えていては効率は上がりません。覚えるとこは覚えて、考えるとこは考えるというのが効率のいい数学の勉強法です。ただし上記の青チャや一対一は応用問題集でありながらその網羅性が非常に高いものばかりを集めているので、難しくないものは覚えてしまいましょう。もし上記の参考書を終えて時間が余ったならば文系数学の良問プラチカをやっても良いでしょう。文系だけでなく理系にもお勧めできる、アウトプット用問題集です。

東北大学対策について

東北大学入試制度について

東北大学は旧帝大にしては珍しく、経済学部と理学部のみですが、後期の二次試験があります。しかし、多くの大学で後期日程の入試が廃止されたいま、前期で東大など最難関大学に落ちた受験生が東北大後期の枠を争うため、できるだけ前期日程で合格しておきたいです。また、どの学部でも基本的に二次試験の配点が大きく、ある程度の思考力・記述力を養っておくことが必要です。とはいえセンター試験もそれなりの配点比重をもっているので、通常の学部なら8割程度、医学部なら9割程度ほしいところです。

理系学部では英語数学理科2科目、文系学部では英語数学国語が試験科目として課されます。文系学部は2次試験に地歴公民がないので、それを見据えた計画的な勉強が必要です。(地歴公民偏重ではなく、英数国をしっかり底上げするような学習を!)先ほど述べたように大まかにはセンターよりも二次試験の方が点数のウェイトが重いですが、細かな配点・学部ごとの試験科目(主に理科の選択)に関しては大学HPを参照してください。

具体的な東北大学二次試験の対策について

東北大学は、非常にレベルの高い思考力を要求される最難関大学とは異なり、基本をおさえれば解くことができるスタンダードな問題を出題する傾向にあります。しかし、スタンダードといえど、付け焼き刃の解法丸暗記で通用するということはなく、基本原理を理解してしっかりと演習を積めば無理なく解ける、というレベルなので、日頃からしっかり演習を積むことがやはり大切になってきます。

文系・理系に共通する数学と英語についてより具体的な傾向と対策を書いていきます。

・数学

東北大学の数学は、文系が大問4つ、理系が大問6つの構成となっていて、各分野から満遍なく出題されています。特に理系の学部では、入学後も物理などに必要になってくるという観点からか、微分積分の分野が頻出となっています。問題傾向としては、奇抜な発想を要求される問題は少なく(あることにはある)、誘導に従い、素直な発想をすれば解ける問題が多く出題されます。したがって、標準レベルの入試対策問題集、例えば大学への数学 一対一対応の演習や、青チャートなどをしっかりとやり込んで、スタンダードな問題の解法を習得したのち、過去問演習で傾向と時間配分の感覚をつかめば、十分合格ラインの点数は確保できます。逆に言えば、あまりハイレベルな演習書、例えばハイレベル理系数学などはよほど暇でもない限りやらなくてもよいと思います。

・英語

東北大学の英語では、長文読解や英作文はオーソドックスな傾向の問題なので、英語の勉強ルートなどを参考に地道に積み上げる勉強をすれば得点できるようになるはずです。しかし、唯一東北大学の英語で特徴的なのは、会話文の読解が出題されることです。会話文では独特の言い回しが用いられることが多く、それらについてある程度知識がなければ対応することが難しいので、ネクステの会話表現の部分等は意識して重点的に取り組むと良いです。

また、問題傾向をつかむという観点から、大学別模試は積極的に受けましょう。

以上を踏まえて、東北大学の傾向・対策をまとめます。

  1. しっかり基礎から積み上げていれば解けるオーソドックスな出題。日々の学習を丁寧にこなしましょう。ずば抜けた発想力などはそんなに必要ではない。
  2. 配点は二次試験が重め。センターで多少しくじっても挽回は可能。

この記事が東北大学を目指すみなさんの役に立てば幸いです。皆さんの合格を祈っています。

東工大対策について

①東京工業大学入試制度について

東京工業大学(以下東工大)では入試制度として「センター試験の点数を、本試験が受けられるかどうかの参考点(基準点に満たない受験者が、本試験に出願不可能となる”足切り”と呼ばれるもの)にのみ用いて、合否に関わる点数としては二次試験のみが考慮される」という特別な入試制度を持っています。つまりセンター試験でどんなに低い点数を取っても基準点さえ満たしていれば、東工大に合格することは可能だということです。

基準点はセンター試験600点(950点満点中)程度であり、このレベルの国立としては非常に低い基準だと言っても良いでしょう。つまり東工大の対策をしっかりして、ある程度国語や社会の対策をすれば怯える必要は全くないということです。

もう一つの特徴は、第二志望まで科類を出願できる、つまり滑り止めとしての科類を受けることができるということです。東工大に合格するためにしっかりと実力をつけることができれば少しくらいのミスは許されるということです。

②東工大二次試験について

東工大の二次試験対策をする上で押さえておかなければならないことは、その難易度の高さです。全科類共通で英語・数学・物理・化学の4教科が二次試験の科目となります。一般的に言われている他大学との相対的な各教科の難易度としては、年によってばらつきがありますが

英語(150)<物理(150)≦化学(150)≦数学(300)

このような序列になります。かっこの中の数字は配点です。そう、東工大の合格のためにまず着目すべき点は数学の重みです。これらのことに着目して各教科の対策を見ていきましょう。

1.数学

東工大の数学は計算量が非常に多く、正確な計算力が求められます。ただ発想力がないと解けないという問題はそれほどなく、典型的な問題の解き方や考え方、またそれらを正確に処理できるかが重要です。特に積分は多くのハイレベル参考書で取り入れられるほど良問で演習性の高いものが多いです。

「一対一対応の数学」や「青チャート」などを用いて一通りの典型問題に触れ、それらをしっかりと押さえたのちに、それらを組み合わせた重めの問題集(やさしい理系数学→ハイレベル理系数学、新数学スタンダード演習ⅠAⅡB、Ⅲなど)を2冊程度終わらせることができればある程度の二次力はついているので、過去問演習に移ってもいいでしょう。過去問自体も良問揃いなので実力はかなり伸びると思います。東工大合格のためには数学でしくじらないことが大切です。万全の対策をして臨みましょう。

2.英語

東工大の英語は、東大や京大・早慶上智などと比べてシンプルな問題が多いです。ただ近年試験全体の語数も増加傾向にあり、難化傾向にあるために油断はできません。基本的な語彙を習得して、長文をしっかり読める力をつけることができればここが得点源になるはずです。単語帳を持っているならばあえて新しいものを買う必要は無く、それをしっかりとやりましょう。もう少し上級単語を覚えたいという人は「速読英単語の上級編」などを用いても良いです。長文対策としては王道ですが「やっておきたい英語長文700、1000」などをお勧めします。本番は語数の多い長文を相手にするので演習でも語数の多い長文がいいです。これらがある程度終わったなら過去問を時間を計ってやってみましょう。

3.物理

東工大の物理は、やや難しい内容を、誘導をつけて扱う良問が多いため基本事項をしっかりと抑えることが必要です。試験時間はそれほど厳しくないためにかえって差がつきやすい教科ともいえるでしょう。教科書の内容をしっかりと押さえた上で覚えたのちに、「名門の森」や「重要問題集」で演習を積むと良いでしょう。どちらも非常に良質で有名な問題集であり、多くのライバルの受験生も手を出しているはずなので内容で積み残しなどがないようにする必要があります。化学と比べると点数が積みやすい科目なので、得意教科ではなくとも苦手教科にしてはいけないというつもりで取り組んでください。

4.化学

東工大の化学は、特徴の強い科目となっています。まず回答に記述する内容が他の国立理系大学と異なり答えだけとなります。つまり答えまでのプロセスを記入しないため、計算ミスしたらパーです。また難易度の浮き沈みが激しく、年によって本当に同じ大学かと疑うくらい易化する時もありました。したがって対策としては、確実な計算量をつけた上で、難しい内容が出てもある程度は対応できるようにならなければいけないということです。教科書の内容を一通り押さえた上でまずお勧めする参考書が「重要問題集」です。問題・解説ともに出来が良く、さらに理解を深めてくれる内容となっています。中途半端な参考書に手を出すよりはこの問題集を何周もやる方が絶対良いでしょう。その後にさらにレベルを引き上げる参考書として「化学の新演習」があります。こちらは理論化学の重たい計算や、非常に複雑な有機の問題などかなりハイレベルなので本番までに余裕があったらやる、といった認識でも良いかもしれません。化学は良質な参考書が多いため実際に見てみて自分に合うと思うものを探すのもいいかもしれません。

以上が東工大に合格するための対策です。晴れてみなさんが合格することを祈っています。

現代文学習ルート 評論編

国語【評論】勉強ルート

この勉強ルートは一般受験生でも学習に利用できるように作っています。現論会の生徒はこのルートを現論会独自の教材でアレンジしたルートを使います。入塾をご検討の方で詳しいルートを知りたい方はお問い合わせよりご連絡下さるようお願いします。

 

勉強ルート

[第1段階]文と文・段落と段落の論理関係を把握する読解法

『現代文読解力の開発講座』

『船口のゼロから読み解く最強の現代文』

『入試現代文へのアクセス基本編』

『入試頻出漢字+現代文重要語彙TOP2500』

 

[第2段階]マーカーをもとに文章の要点を把握する読解法

『現代文読解の基礎講義』

『究める現代文』

 

[第3段階]国公立大対策

『ライジング現代文』

『上級現代文Ⅰ』

『減点されない記述現代文』

 

[第4段階]

志望校の過去問

 

勉強ルートの詳細と使用する参考書の紹介

評論においては、テーマと主張と主張の根拠、文章の構造を見抜くことが読解の目標になります。

読解法は

「文と文・段落と段落の論理関係を把握する読解法」

「マーカーをもとに文章の要点を把握する読解法」

の2つがあります。読解目標へのアプローチ方法が2つあると思ってくれて構いません。

記述式問題が自分の受験に必要であれば、ここに加えて解法も習得する必要があります。

 

[第1段階]

理論上、2つの読解法のうちどちらから始めても問題はないのですが、参考書に収録されている問題の難易度を考慮して、「文と文・段落と段落の論理関係を把握する読解法」を先に身に着けることにしましょう。

また、評論の読解には重要キーワードや漢字の知識も必要です。[第1段階]から始め、必要に応じて継続しましょう。

 

『現代文読解力の開発講座』

現代文読解力の開発講座 (駿台受験シリーズ)

「文と文・段落と段落の論理関係を把握する読解法」を学ぶのに最もオススメの参考書です。

本文を前から丁寧に読んでいく解説が初心者へのオススメポイントです。読解Pointの提示や、意味段落のブロック分けを明らかにした上での要約、論理関係を用いた解答解説もあります。

その中でも、本文の読解の解説を再現できるようになることに注力しましょう。

『現代文読解力の開発講座』を進めるのが難しいという人は以下の参考書を代わりに使いましょう。特にレイアウトの点で『現代文読解力の開発講座』より見やすい2冊です。

 

『船口のゼロから読み解く最強の現代文』

船口のゼロから読み解く最強の現代文 (大学受験Nシリーズ)

「文と文・段落と段落の論理関係を把握する読解法」で扱われる関係のうち3つを抽出して使っています。解説は、『現代文読解力の開発講座』同様、本文を前から一緒に読んでいくスタイルです。

 

『入試現代文へのアクセス基本編』

入試現代文へのアクセス 基本編 (河合塾シリーズ)

参考書ではなく問題集ですが、「文と文・段落と段落の論理関係を把握する読解法」を最初に提示し、それをもとにした読解の結果を図解した本文解説がついています。

 

[第2段階]

次は「マーカーをもとに文章の要点を把握する読解法」を身に着けましょう。ここまで身に着けたら、記述式の試験が無い人は[第3段階]をスルーして過去問演習を進めましょう。

 

『現代文読解の基礎講義』

現代文読解の基礎講義 (駿台受験シリーズ)

「マーカーをもとに文章の要点を把握する読解法」を学ぶのに最もオススメの参考書です。

その読解法を評論のみならず小説・随筆でも詳細に提示し、加えて設問ごとの解法も学ぶことができます。本文に書き込みをしたヴィジュアル的な解説や、手順を明確に示した解説があるので、自力でその再現ができることを目標にしましょう。

 

『究める現代文』

難関大突破 究める現代文

『現代文読解の基礎講義』と同じ方法論ですが、方法論の解説の丁寧さという点では劣ります。ただ解説における本文への書き込みや、『現代文読解の基礎講義』にはない本文のテーマになる背景知識の解説もあります。

 

[第3段階]

読解法を習得したら、記述式問題の解法を学びましょう。『現代文読解の基礎講義』でも解法には触れているので、それで十分という人はこの段階をスルーして志望校の過去問演習に入っても構いません。ただ、詳細な解法を身に着けておくことで有利になることは間違いないですから、この段階は経たいところです。

 

『ライジング現代文』

ライジング現代文―最高レベルの学力養成

解法の参考書として紹介しますが、実際には、現代文に対峙する際の意識と設問を解答するときの理論を学べる参考書といえます。文章の構造・意味段落の趣旨と重ねて設問を解くという方法論は、国公立大入試だけでなく、センター試験でも有効です。

他の参考書へのアンチテーゼとも取れる内容もありますが、その折り合いを自分でつけたうえで方法論を採用したいところです。

 

『上級現代文Ⅰ』

上級現代文 1―国公立入試対策

記述問題の解法を網羅した問題集的な参考書です。特に、「どういうことか」「差異」「類比」等の内容説明問題の解法が詳しいです。

 

『減点されない記述現代文』

減点されない記述現代文

こちらも記述問題の解法を網羅した参考書です。内容説明問題の解法も明快なのですが、特に、「なぜか」で問われる理由説明問題の解法が画期的で、明確な解法が提示されない傾向にある理由説明問題において、具体的な解法が提示されています。

 

[第4段階]

読解法・解法を身に着けたら最後に過去問演習です。

できれば『赤本』、『青本』、『○○大の××カ年』等の過去問集を複数揃え、解答を見比べてみるようにしましょう。その際には、各解答例の相違点以上に共通点に気を付けるべきです。共通点となっているポイントが、自分の答案に入っていなければ致命的ですから、まずはそこに着目しましょう。

 

勉強ルート一覧

国公立大志望

[第1段階]→[第2段階]→[第3段階]→[第4段階]

 

私大志望・現代文がセンターのみ

[第1段階]→[第2段階]→[第4段階]